うつ病の治療法3本柱(精神療法編)

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うつ病の治療法の3本柱「精神療法」

やおこ
やおこ

うつ病の治療法の3本柱に精神療法があるけど、どんなことするの?

ななころ
ななころ

「精神療法」は精神医学用語だけど、カウンセリングっていうとイメージしやすいかな。

やおこ
やおこ

対面で話をじっくり聞いてもらうんだよね。うつ病の人に必要なの?

ななころ
ななころ

うつ病の発症した原因によると思うよ。私の場合は必要だと感じたからカウンセリング受けてるよ。ここでは、うつ病の治療法の精神療法について話します。

用語の定義を明確にします

似たような用語がありますが誰がどのような目的で行うかで呼び方が変わります。

・精神療法:精神科医による対話でこころの問題を解決すること(精神医学用語)
・心理療法:心理学者や臨床心理士による対話でこころの問題を解決すること(心理学用語)
・カウンセリング:広い意味で使われて、こころだけでなく仕事や経済的なことまで含む
更に細かく分類化されますが、ここでは簡略化します。以下は「カウンセリング」で統一します。

カウンセリングの疑問にお答えします

カウンセリングの疑問にお答えします

カウンセリングの種類は?

カウンセリングと一口にいっても、健康相談、キャリア相談、経済的な相談、結婚、育児、介護、いじめ、不登校、その他いろんな種類のものまで存在します。ここで扱うのは「こころの問題」を扱う心理カウンセリングになります。

カウンセリングってどこで誰がするの?

  • 受診している主治医(精神科医)がするケース
  • 受診している病院に臨床心理士がいて、一緒にカウンセリングするケース
  • 会社内に産業カウンセラーがいるケース
  • 学校にスクールカウンセラーがいるケース
  • 公共機関の精神保健福祉センターや保健所でするケース
  • 民間のカウンセリング機関で臨床心理士や精神保健福祉士などがするケース
  • 個人経営のカウンセリング
ななころ
ななころ

調べた限りではいろんなケースがあるようです。全て経験したわけではないので、他のケースもあると思います。

カウンセリングって何のためにするの?

うつ病の発症原因にもよりますが、環境要因(例えば残業が多いことによる過労)が主な原因であれば職場環境を見直すことが最優先です。しかし、もし内部要因(人間関係、仕事の捉え方など)もある場合は、それをカウンセリングによって改善することが必要です。そうでないと、職場復帰や転職をしても同じ条件が揃えば、また体調を崩す可能性があります。

カウンセリングを受けたことがない人は、カウンセラーに話を聞いてもらって問題を解決してくれるイメージがあるかもしれません。過去の私もそうでした。確かにカウンセラーは話を聞いてくれて、アドバイスもしてくれます。しかし、カウンセラーは問題を解決するための手助けをしてくれる存在です。内なるこころの問題であれば、最終的に解決をするのは自分自身になります。なので、自分の内面と向き合って、うつ病の再発を防ぐことが目的だと思っています。
カウンセリングを受けるには主治医の許可は必須です。特に急性期(一番しんどい時)はカウンセリング自体が負担になる場合があります。

カウンセリングの料金は高いの?

これはケース・バイ・ケースです。

  • 会社内の産業カウンセラーを活用したり、EAP(従業員支援プログラム)機関と提携している場合は無料の場合が多いです
  • 主治医がカウンセリングを必要と認めた場合は保険適用になるケースもあります
  • 公共機関(精神保健福祉センターや保健所)は無料です
  • 民間や個人経営の場合は保険適用外で相場を調べると1回5,000円~12,000円とそれぞれです

カウンセリングは通常は1回では終わりません。複数回行う必要がありますので、経済的負担を考えると少しでも料金は抑えたいものです。まずは会社員であれば社内の産業医に相談したり、主治医に相談するのがいいと思います。公共機関は無料ですので、最初の入り口にはいいかもしれませんね。民間や個人経営で受けたい場合は費用の準備は必要になります。

カウンセリングってどんなことするの?

抱えている問題により、カウンセラーと相談をして決めていくので一人ひとり異なります。対人関係や仕事、育児、介護など原因を探りつつ、問題を詳細化していきます。うつ病の発症時のことはもちろん、過去(それこそ幼少期)まで遡ることもあります。なので、過去のつらい経験を思い出してカウンセラーに伝えるため、精神的に相当の負担がかかります。

手法は認知行動療法が有名ですが、クライエント(相談者のこと)の希望やカウンセラーの方針により、様々なものが取り入れられます。話すのが苦手な人の場合は、カウンセラーが話を引き出してくれます。

基本的には対面方式ですが、機関によっては電話やテレビ電話に対応しているところもあります。電話やテレビ電話のメリットはカウンセリングの場所まで行かず自宅でできる手軽さですが、対面でないため手法が限られてきます。対面はクライエントの表情や動作を観察できたり、紙やペンが使えるため、選択できる手法の範囲が広がります。どちらを選ぶかは体調の状態を考えて決めるといいです。

カウンセリングって本当に効き目あるの?

カウンセリングは通常は1回では終わりません。1回が1時間だとして、その時間でうつ病の根本原因を取り除くことは難しいので複数回行われます。こころの問題の深さにもよりますが、複数回で終わる場合もあれば、数年間に定期的に受ける場合もあります。私は累計すると50回は受けています。時期により課題が変化するため、それを対策するために定期的に行っています。

効き目がないという声もよく耳にしますが、人によってはそう感じることもあるでしょう。まずは、回数が何回も必要の場合、途中で行くのをやめてしまうケースがあります。精神的、経済的負担がありますからね。また、カウンセラーとの相性もあります。こころを開けなくてカウンセリング自体がストレスになる人もいます。また、カウンセリングは自分との対話ですので、話を聞いてもらうだけでは根本的な解決は難しいです。

私のカウンセリングの体験談から言えること

 

私のカウンセリングの体験談から言えること

私は50回ものカウンセリングを受けてきましたが、初期の頃はうつ病の発症の原因を一つ一つ分類して、観察していきました。そして自分のこころの中にどういう課題を抱えているのかを認識しました。そして、それに合いそうな手法を順番に試していきました。また、療養中だけでなく、復職準備期間や職場復帰後も、新しい悩みが出てくるので、カウンセリングを受け続けました。

私の体験談からいえることは、カウンセリングをすることで、自分自身を見つめ直すことができました。自分の性格、長所、短所、考え方のクセを認識することで、自分ととことん対話しました。他人とは対話することはあっても、自分と対話することはカウンセリングをしていなかったら経験できなかったかもしれません。不安症の私が楽観的に180度変わることはありませんが、少なくても自分とうまく付き合う術を身に付けることはできつつあります。ここまで辿り着くのに長い年月がかかりましたが決して無駄ではなかったです。

うつ病の治療法3本柱(精神療法編)のまとめ

うつ病の治療法3本柱(精神療法編)のまとめ

精神療法はうつ病の治療には欠かせないものです。カウンセリングは経済的な負担は無視できませんが、公共機関や少しでも安価なサービスを活用して、ぜひ受けてほしいです。自分のこころの中にある課題を少しでも減らすことができれば、うつ病の長期化や再発の可能性は抑えることができると思います。

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