- 病み垢(やみあか)とは何か知りたい
- リアルな体験談を読んでみたい

SNSで「病み垢」ってあるんだけど知ってる?

名前は知ってるけど、ななころさんは作ってるの?

もうツイッターで5年以上やってるよ。

どういう世界なんだろう…。リアルな体験談教えてよ。
病み垢とは何なのか?
病み垢ってそもそも何?
病み垢(やみあか)は、「病みアカウント」の通称です。
インターネットではアカウントを垢(あか)と表現することがあり、病んでいる内容を発信することが目的のアカウントのことを指します。
人によっては「闇垢」「愚痴垢」「裏垢」と表現する人もいます。
言葉自体は2012年頃から使われるようになり(Google Trends調べ)、今ではツイッターやインスタグラムをメインに使われています。
同じような目的で、facebookやLINE、mixiには病み垢のコミュニティ(グループ)も存在します。
SNSでは一人が複数のアカウントを持つことができるため、用途によって使い分けている人が多いようです。
病み垢の定義や特徴
ネット上で作られた言葉なので、誰が最初に名付けたのか不明であり、正確な定義は存在しません。
私なりに解釈した特徴を紹介します。
- 愚痴や不満、悪口などネガティブな内容がメイン
- 患っている疾患(精神、身体含め)に関する内容がある
- 基本的に匿名(顔出ししている人は多い)
- 鍵垢にしている人も多い
病み垢の目的とは?
定義が曖昧なため、人によって目的は違います。
- リアルの友達と繋がっている場所では言えないことを吐き出したい
- 同じような悩みの仲間と繋がりたい
- 闘病中で、こころや身体のつらさを伝えたい
- 発信した内容を見てほしい、共感してほしい
病み垢の人はみんな病気なの?
過去にツイッターのアンケート機能を使って、病名が診断されているかを聞いたことがあります。
その結果によると投票数は約500票で「診断されている」と「診断されていない」がほぼ半分ずつでした。
つまり、必ずしも病気ではなく、病気かもと思っている人や健康な人もいます。
病み垢を5年間続けてみてわかった「闇と光」

私はツイッターで病み垢を5年間続けています。
その世界には「闇と光」の両方が存在することがわかりました。
病み垢に潜む「闇」
病み垢には「闇」が潜んでいます。
実際に私が経験したものです。
- 他人のネガティブなツイートに影響されて余計につらくなる
- 自傷の画像や動画の投稿が投稿されて驚く
- 死を連想させる投稿を最後にツイートが止まる
- 他の垢を比べて、トラブルになりやすい

ちなみに、自傷画像や死をほのめかすことは規約違反のため、運営から投稿が削除されたり、場合によってはアカウント自体が削除されることもあります。
また、精神的に病んでいる人の弱みにつけこんでくる人もいます。
- 病み垢を装って、相談に乗るふりをして、別のサービスや詐欺へ誘導する
- 出会い目的で近寄ってくる人がいる
病み垢にある「光」
病み垢には「光」も存在します。
私自身が続けている理由はそこにあります。
- 同じような境遇の人と繋がれて仲間ができる
- 家族やリアルの友人にはできない相談ができる
- 前向きな闘病中の人を見ると、自分もポジティブになれる
- 病院や公的制度のリアルで最新の情報が得られる

私は「うつ病」ですが、同じような境遇の人と繋がることで、相談や情報交換をしています。

デリケートな内容は友達にはしづらいし、理解されにくいものね。ネット友達だから、話せることもあるのね。
病み垢は現代社会の象徴
現代は会社も学校、家庭すらもストレスだらけです。
インターネットがない時代にはできなかった、ストレスのはけ口をネット上のSNSで吐き出すというのも自然な流れでしょう。
また、実際に会ったことがない人だからこそ、なんでも言い合える仲になれるというネットならではの人間関係も存在します。
良くも悪くもネットの関係は希薄です。
アカウントを消せば、いつでも全てをリセットすることができます。
まさに、現代社会の象徴と言えるのではないでしょうか。
病み垢とは何か?5年間続けてわかった「闇と光」のまとめ
病み垢は使い方によっては、毒にも薬にもなります。
闇に飲まれてしまう人は体調が悪化するので、オススメはしません。
光を感じる部分が多いと感じた人は、その世界を覗いてみるのもいいと思います。
くれぐれもルールの範囲内でうまく活用してみてください。
同じような境遇の人と繋がることができるのもネットの素晴らしさです。
病み垢や闘病垢を作る時は、自己紹介カードがあると便利です。
私がテンプレートを無料配布をしているので、欲しい方はこちらから手に入れてください。
お気軽に感想をどうぞ
こんにちは、たらるです。
青いブレスレット運動のところでもコメントさせていただきました。
病み垢って、一般的には悪いイメージのようなものがあったのですが
このサイトを見て、
全部が悪いものでもないのかも
と思いました。
『闇』の部分は正直怖いな、と思いました。
知らない人と繋がれるネットの闇の部分ですね。
でも悪いほうだけではなく、『光』の部分、病み垢のいい部分もあげてくださって受け入れやすかったです。
病み垢というのも、闇に飲まれないように気をつけながら使って(作って)みたいですね。
自分はまだTwitterもやっていないので、いつか出来るようになったらななころさんのお言葉も参考に、いろいろやってみたいです。
たらるさん、また遊びにきてくれて、ありがとうございます。
病み垢って響きだけ聞くと確かに悪いイメージしますよね。
私も自分自身、ネガティブな気持ちを吐き出すために作りましたが、なかには闘病中でポジティブな方もいます。
同じ病気であればお互い良き理解者になれて、数年前に知り合って今でも交流が続いてる方もいます。
闇の部分は怖いですが、光の部分もあるので、いつかTwitterをされる際は参考にしてみて下さいね。