- 「繊細さん」の本、たくさんあってどれを読めばいいかわからない
- 自分の悩みにピッタリの本を、失敗せずに選びたい
- HSP当事者のおすすめや、正直な感想が知りたい
この記事を書いた人:ななころ
HSP気質を持つ、うつ病歴18年の当事者です。「繊細さんの本」シリーズは、私のバイブル的存在。この記事では、私の実体験と公式サイトの情報を基に、あなたの悩みに合わせて「まず読むべき最初の1冊」をナビゲートします。
【結論】まず読むべきは、すべての基本が詰まったこの1冊!
「シリーズがたくさんあって、とにかく迷う!」という方は、まず、すべての基本が詰まった『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』から読むことを強くおすすめします。
HSPの基本から、具体的なテクニックまで網羅されており、この1冊だけでも心が軽くなる体験ができます。この記事でも、この1冊目を特に詳しくレビューしていきますね。
【悩み別】あなたにぴったりの「繊細さんの本」はこれ!
武田友紀さんの著書・共著の中から、あなたにぴったりの一冊を見つけるためのガイドです。まずは全体像がわかる比較表からどうぞ。
書籍タイトル | こんな人におすすめ |
---|---|
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』 | まずはHSPの基本を知りたい・対策の教科書が欲しい |
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』 〜繊細さは幸せへのコンパス〜 |
自己肯定感を高めたい・自分を優しく労りたい |
『「繊細さん」の幸せリスト』 今日も明日も「いいこと」がみつかる |
日常に小さな楽しみを見つけたい・ポジティブな視点が欲しい |
『繊細さんの知恵袋』 仕事、人間関係の悩みがスーッと軽くなる! |
具体的な悩みへのQ&Aを探している・実践的なヒントが欲しい |
『まんがでわかる「繊細さん」の本』 | 活字が苦手だけど、基本はしっかり学びたい |
『雨でも晴れでも「繊細さん」』 | マンガで気軽に共感したい・とにかく癒されたい |
『これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本』 | 自分の気質を客観的・医学的な視点で理解したい |
気になる本は見つかりましたか?
ここからは、それぞれの本について、もう少し詳しくご紹介しますね。
CASE 1:「繊細さん(HSP)って何?」まず基本を知りたいあなたへ
→ おすすめは、『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』です。
シリーズの原点であり、HSPの基本から具体的な対策まで網羅された「教科書」のような一冊。迷ったら、まずはこれから読むのが間違いありません。(※この記事で、後ほど詳しくレビューします!)
CASE 2:自分に自信がなく、好きになれないあなたへ
→ おすすめは、『繊細さんが「自分のまま」で生きる本 〜繊細さは幸せへのコンパス〜』です。
自己肯定感を育み、繊細さを「幸せへのコンパス」として活かす方法が書かれています。自分を責めがちな心を、優しくほぐしてくれる一冊です。(※この本も、後ほど詳しくレビューします!)
CASE 3:日々の生活に、小さな幸せや楽しみを見つけたいあなたへ
→ おすすめは、『「繊細さん」の幸せリスト 今日も明日も「いいこと」がみつかる』です。
イラストが豊富で、日常の中で自分の「好き」を見つけ、ご機嫌に過ごすヒントが満載の一冊。毎日を少しでも明るくしたい、具体的なアクションが欲しい方に。
CASE 4:具体的な悩みへの対処法を、Q&A形式で知りたいあなたへ
→ おすすめは、『繊細さんの知恵袋 仕事、人間関係の悩みがスーッと軽くなる!』です。
「仕事」「人間関係」「毎日」の3つのテーマで、読者から寄せられたリアルな質問に武田さんが答える形式。あなたの悩みに近い事例がきっと見つかる、実践的な一冊です。
CASE 5:活字は苦手でも「基本」をしっかり学びたいあなたへ
→ おすすめは、『まんがでわかる「繊細さん」の本』です。
1冊目の『「繊細さん」の本』の内容を、ストーリー仕立てのマンガで分かりやすく解説。活字が苦手な方や、HSPの基本をサクッと理解したい方に最適です。
CASE 6:マンガで気軽に「あるある」と共感したいあなたへ
→ おすすめは、『雨でも晴れでも「繊細さん」』です。
繊細さんの日常の「あるある」が、優しいタッチのストーリー形式のマンガで描かれています。「自分だけじゃなかったんだ」と安心感を得たい方、癒されたい方にぴったりです。
CASE 7:「これって本当にHSP?」と疑問に思うあなたへ
→ おすすめは、精神科医との共著『これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本 ― HSPとトラウマのちがいを精神科医と語る』です。
うつ病など他の病気との違いや、医学的な視点も交えて解説されています。自分の気質を、より客観的・多角的に理解したい方におすすめです。
CASE 8:『イラスト版「繊細さん」の本 人間関係も仕事もラクになる方法、集めました』
1冊目の内容が、オールカラーのイラストでさらに分かりやすくなるようです。文字を読むのが本当に苦手な方や、プレゼントにも良さそうですね。発売が楽しみです!
本をお得に読むための3つの方法(優しさポイント)
「シリーズを読んでみたいけど、全部買うのは経済的に大変…」と感じる方も多いと思います。そんな時は、以下のような方法も検討してみてください。
- 1. 中古で探してみる
ブックオフオンラインなどの中古書店なら、定価より安く手に入れられることがあります。 - 2. 図書館で借りてみる
お住まいの地域の図書館に蔵書があるか、検索してみましょう。図書館の横断検索サイト「カーリル」も便利です。 - 3. 電子書籍のセールを狙う
Kindleや楽天Koboなどでは、不定期にセールやポイントアップキャンペーンが開催されることがあります。
無理のない範囲で、自分に合った方法で本と出会ってみてくださいね。
【徹底レビュー】すべての原点!1冊目『「繊細さん」の本』を深掘り
ここからは、私が特におすすめする1冊目『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』について、HSP当事者の視点から詳しくレビューします。シリーズ累計68万部(2021年4月現在)を突破し、HSPという言葉を世に広めた、まさに「バイブル」のような存在です。
この本から学べる3つのこと
この本を読むことで、あなたは以下の大切なことを学べます。
- 1. 繊細さは「気質」であり、欠点ではないこと
「自分が弱いからだ」と責めてしまいがちな心を、「生まれ持った特性なんだ」と理解するだけで、世界の見え方が変わります。 - 2. 日々の刺激から自分を守る、具体的な方法
人混みや騒音、相手の機嫌など、日常にあふれる刺激から心を守るための、すぐに実践できるテクニックが満載です。 - 3. 繊細さを「強み」として活かす考え方
物事を深く考えられる、共感力が高いといった繊細さんの長所を、どうすれば自分の武器にできるのか、そのヒントを与えてくれます。
【HSP当事者の本音】良かった点
私がこの本を読み終えた時の、「自分のこころが、すっと楽になった!」という感覚を、今でも鮮明に覚えています。
それまでの私は、自分の敏感さを「治すべき欠点」だと思い込み、無理に鈍感になろうとして、余計に疲弊していました。でも、著者自身も繊細さんだからこそ、私たちの気持ちが痛いほどわかるのでしょう。本書は「繊細さは克服するものではなく、強みとして活かすもの。ありのままのあなたでいいんだよ」と、優しく、しかし力強く背中を押してくれたのです。
単なる精神論ではなく、5000名以上のカウンセリング経験(※公式サイト情報)に基づいた具体的なテクニックが豊富なのも、本書の素晴らしいところです。五感別の刺激への対処法は、「これは今日からでも使える!」と目から鱗でした。実際に試すことで、外出時の疲れ方が全く違ったのには驚きました。「自分を大切にするって、こういうことなんだ」と、初めて実感できた瞬間でした。
【HSP当事者の本音】少し気になった点
正直にお伝えすると、素晴らしい本である一方、人によっては「少し専門的に感じる部分があるかも?」と思いました。ですが、難しい部分を飛ばして、自分に響くところだけを拾い読みするだけでも、十分に価値のある一冊です。
【徹底レビュー】より実践的!2冊目『「自分のまま」で生きる本』を深掘り
次に、私が読んだもう一冊『繊細さんが「自分のまま」で生きる本 〜繊細さは幸せへのコンパス〜』についてもレビューします。1冊目が「教科書」だとしたら、こちらはより心の深い部分に寄り添う「実践ワークブック」のような一冊です。
この本から学べる3つのこと
この本は、繊細さんが自分の心と向き合い、幸せに生きるためのステップを示してくれます。
- 1. しんどい状況から抜け出すための「心の応急手当」
心が疲弊しきった時に、どうすれば安全な場所に避難し、自分を守れるのかを学べます。 - 2. 本来の自分を、優しく育てる方法
「繊細さは治すものではなく、育てるもの」という視点で、自分の感情や感覚を大切にする方法がわかります。 - 3. 繊細なまま、社会と心地よく関わるためのヒント
無理に自分を変えるのではなく、「自分のまま」でいられる人間関係や働き方を見つけるための、具体的な考え方が示されています。
【HSP当事者の本音】良かった点
この本の魅力は、なんといってもその文章の一つ一つが、本当にやさしいことです。まるで著者の武田さんが、隣で「大丈夫だよ」と語りかけてくれているような温かさがあり、ページをめくるたびに強張っていた心がほぐれていくのを感じました。
特に心に残ったのは、「繊細さは幸せへのコンパス」という言葉です。自分の敏感な心が、自分だけの幸せを見つけるための道しるべになる──。この考え方を知った時、長年コンプレックスだった自分の気質を、初めて肯定的に捉えることができました。「そのまま」というのは何もしないのではなく、自分に合った生き方をしよう、ということなのだと、この本が教えてくれたのです。
【HSP当事者の本音】少し気になった点
この本は心の深い部分に触れる内容なので、人によっては、まず1冊目の「教科書」でHSPの基本を理解してから読む方が、より内容がスッと入ってくるかもしれません。順番に読むことで、学びがさらに深まると思います。
まとめ:あなたの悩みに寄り添う一冊を見つけよう
今回は、武田友紀さんの「繊細さん」関連書籍の中から、あなたに合う「最初の1冊」を見つけるためのガイドをお届けしました。
改めて、悩みに合わせたおすすめの選び方は以下の通りです。
- まず基本を知りたい、とにかく迷ったら → 『「繊細さん」の本』
- 自分を好きになり、自己肯定感を高めたいなら → 『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』
- 具体的なQ&Aで悩みを解決したいなら → 『繊細さんの知恵袋』
- マンガで気軽に共感・癒されたいなら → 『雨でも晴れでも「繊細さん」』
- 活字が苦手でも、基本をしっかり学びたいなら → 『まんがでわかる「繊細さん」の本』
この記事が、あなたが自分にぴったりの一冊と出会い、心が少しでも軽くなるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。


お気軽に感想をどうぞ