「薬を飲んで太ってしまった」と自分を責めないで。心と体を軽くする「お守りレシピ」5選

記事「薬を飲んで太ってしまったと自分を責めないで。心と体を軽くするお守りレシピ5選」のアイキャッチ画像。タイトル文字は「罪悪感なしの満腹ごはん かさまし・置き換えで心と体を軽くする」。左下に玉ねぎ・人参・大葉の野菜イラスト、右下にはポイントを指差すななころのイラストが配置されている。
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【免責事項】
本記事は、うつ病当事者である筆者(ななころ)の体験に基づき、管理栄養士・調理師の資格を持つ妻(まめころ)がレシピ監修を行っています。医学的な治療効果を保証するものではありませんので、食事制限のある方や服薬中の方は、必ず主治医の指示に従ってください。

「薬を飲み始めてから、なんだか太ってきた気がする」
「食欲が止まらなくて、食べては自己嫌悪に陥ってしまう」

うつ病の治療中、体重の増加に悩む方はとても多いですよね。

抗うつ薬の中には、食欲を増進させたり、代謝を低下させやすくしたりするものがあります。
つまり、太ってしまったのは、あなたの意志が弱いからでも、だらしないからでもありません。
「治療を頑張っている副作用として、一時的に体のバランスが変わっているだけ」の可能性が高いのです。

でも、頭では分かっていても、急激な体重増加は心への負担になりますよね。
食欲が出てきたのは「生きるエネルギーが戻ってきた証拠」でもありますが、鏡を見るのがつらい気持ちも痛いほどわかります。

そこで今回は、うつ病で太ることに悩む方への現実的な対策として、元・レシピブログ運営者であり、現役の管理栄養士でもある妻(まめころ)が考案した、「心も体も軽くなる満腹レシピ」を5つご紹介します。

「我慢」や「制限」ではなく、「置き換え」「かさまし」で、罪悪感なくお腹を満たす工夫を詰め込みました。

1. 【主食の置き換え】混ぜて炊くだけ「こんにゃく米」

白米と変わらない見た目でカロリーオフできる、こんにゃく米入りご飯

「炭水化物を抜く」ダイエットは、メンタルが不安定な時期にはおすすめしません。脳のエネルギーが不足し、イライラや落ち込みの原因になるからです。
そこでおすすめなのが、白米に「こんにゃく米」を混ぜて炊く方法。見た目も味もほとんど変わらないのに、大幅にカロリーをカットできます。

管理栄養士(妻)の推しポイント

こんにゃく米に含まれるグルコマンナンは食物繊維が豊富で、カロリーコントロールをしたい時によく取り入れられる食材です。「お茶碗一杯食べた」という満足感はそのままに、糖質とカロリーだけを減らせる、心強い味方です。

スーパーで見つからない場合は、ネットで買える乾燥タイプが便利です。
我が家ではもう手放せなくて、実は15kgの業務用サイズを常備しているほど愛用しています。
お米と一緒に炊くだけで味がほとんど変わらないので、まずは使いやすいサイズから試してみてください。

材料(4合分)
  • 白米:2合(300g)
  • こんにゃく米:150g
    (市販の乾燥タイプや冷凍タイプを使用。商品により分量が異なるためパッケージをご確認ください)
  • 水:800cc(目安)
  1. 研ぐ
    白米を通常通り水で研ぎます。こんにゃく米は基本的に研ぐ必要はありません(商品によります)。
    白米を研ぐ
  2. 水加減
    炊飯器に白米とこんにゃく米を入れ、水を入れます。こんにゃくから水分が出るため、目盛りより「やや少なめ」にするのがコツです。
    炊飯器にセットする
  3. 炊く
    通常モードで炊飯して完成です。

コツ:多めに炊いて冷凍保存しておくと便利です。レンジで解凍してもモチモチ食感は変わりません。

1人分(150g)の比較
種類 エネルギー 糖質 食物繊維
白米のみ 252kcal 55.6g 0.45g
こんにゃく米入 165kcal 41.4g 4.8g

2. 【かさまし】玉ねぎたっぷり豆腐ハンバーグ

豆腐と玉ねぎでふんわり仕上げた、ボリューム満点の豆腐ハンバーグ

「お肉をお腹いっぱい食べたい!」という日はこれ。
お肉の一部を豆腐とたっぷりの玉ねぎに置き換えることで、ボリュームはそのままにカロリーダウン。ふわふわの食感なので、食欲がない時でも胃に優しく食べられます。

管理栄養士(妻)の推しポイント

玉ねぎに含まれる「アリシン」は、豚肉のビタミンB1と相性が良い成分として知られています。豆腐を加えることで、植物性タンパク質も同時に摂れるバランスの良い一品です。

材料(4人分)
  • 豚ひき肉:130g
  • 玉ねぎ(タネ用):130g(中1/2個)
  • 絹ごし豆腐:1/6丁(約50g)
  • 食パン(パン粉代わり):1/2枚
  • 卵:1個
  • 牛乳:60cc
  • 塩コショウ・ナツメグ:少々
  • 【ソース】
    • 玉ねぎ(すりおろし):80g
    • みりん:大さじ1
    • しょうゆ:大さじ1
  1. 準備
    玉ねぎ(タネ用)はみじん切り、食パンは粗みじんにして牛乳に浸します。
    材料の準備
  2. こねる
    ひき肉に塩を振って粘りが出るまでこね、残りのタネの材料を全て加えてさらによく混ぜます。
    タネをこねる
  3. 焼く
    形を整え、フライパン(中火)またはオーブン(250℃で20分)で焼きます。タネが柔らかいので、フライパンの場合は崩れないよう注意して返してください。
    ハンバーグを焼く
  4. ソースを作る
    フライパンにすりおろした玉ねぎ、みりん、しょうゆを入れ、とろっとするまで煮詰めます。焼き上がったハンバーグにかければ完成。
    ソースを作る
1人分の栄養価(概算)
エネルギー たんぱく質 脂質 塩分
168kcal 9.3g 8.1g 0.7g

3. 【揚げない】いわしのパン粉焼き

サクサクのパン粉が香ばしい、揚げないいわしのパン粉焼き

魚料理はハードルが高いですが、「揚げないフライ」なら簡単です。
パン粉を炒ったり卵液につけたりする工程は一切なし。オーブンやトースターで焼くだけなので、油の処理も不要。サクサクの食感が、揚げ物欲を満たしてくれます。

管理栄養士(妻)の推しポイント

いわし等の青魚に含まれるEPAやDHAは、メンタルヘルスとの関連が注目されている栄養素です。大葉の香りで魚の臭みも気になりません。

材料(2人分)
  • いわし(開き):4枚
  • 塩コショウ:少々
  • オリーブオイル:小さじ2
  • 【パン粉ミックス】
    • パン粉:20g
    • 大葉(みじん切り):5枚
    • 粉チーズ:8g
    • ガーリックパウダー:適量
  1. パン粉ミックスを作る
    ビニール袋に【パン粉ミックス】の材料を全て入れ、振って混ぜ合わせます。洗い物が出ません!
    パン粉ミックスを作る
  2. まぶす
    クッキングシートにいわしを並べ、塩コショウを振ります。その上から1のパン粉ミックスをたっぷりかけ、オリーブオイルを回しかけます。
    パン粉をまぶす
  3. 焼く
    トースター、または180℃に予熱したオーブンで15分ほど焼きます。パン粉にこんがり焼き色がつけば完成です。
    オーブンで焼く
1人分(2匹)の栄養価(概算)
エネルギー たんぱく質 脂質 塩分
266kcal 22.6g 15.0g 0.4g

4. 【節約&ヘルシー】鶏ひき肉と大葉のつくね

卵黄を乗せた、鶏ひき肉と大葉のつくね

お給料日前にも嬉しい、鶏むねひき肉を使った節約レシピ。
パサつきがちなむね肉も、しいたけや卵白を混ぜることでしっとり仕上がります。甘辛いタレと卵黄のコクで、淡白さを感じさせない満足感があります。

管理栄養士(妻)の推しポイント

しいたけの軸を刻んで入れることで、食感のアクセントになり、食物繊維もプラスできます。余った卵白を活用できるので無駄がありません。

材料(3人分・約10個)
  • 鶏むねひき肉:200g
  • 玉ねぎ(みじん切り):90g
  • しいたけの軸(みじん切り):40g
  • 大葉(みじん切り):20枚
  • 卵:3個(卵黄と卵白に分ける)
  • パン粉:20g
  • 【たれ】
    • しょうゆ:大さじ1
    • みりん:大さじ1
    • 砂糖:5g
  1. 混ぜる
    ボウルにひき肉、刻んだ野菜、パン粉、そして「卵白」を入れてよく混ぜます。(卵黄は後で使います)
    材料を混ぜる
  2. 焼く
    一口大に丸め、油を引いたフライパンで焼きます。中火で両面に焼き色がつくまで火を通します。
    つくねを焼く
  3. 絡める
    肉に火が通ったら【たれ】の材料を加え、とろっとするまで煮絡めます。
    タレを煮絡める
  4. 仕上げ
    お皿に盛り、残しておいた「卵黄」をトッピングして完成です。
1人分(3個)の栄養価(概算)
エネルギー たんぱく質 脂質 塩分
212kcal 21.6g 8.2g 0.9g

5. 【野菜たっぷり】鶏手羽とろのトマトクリームシチュー

具だくさんで野菜が摂れる、トマトクリームシチュー

最後は、野菜不足を一気に解消できるスープ。
トマトベースにホワイトソースを加えた「トマトクリーム」味は、酸味がマイルドで子供から大人まで大人気。
鶏肉と野菜の旨味が溶け込んだスープを飲むと、体の中からじんわり温まり、張り詰めた神経が緩んでいくのを感じます。

管理栄養士(妻)の推しポイント

牛乳やホワイトソースを使うことで、不足しがちなカルシウムを補給できます。具材を大きく切れば、よく噛んで食べるようになり、満腹中枢も刺激されますよ。

材料(4人分)
  • 鶏手羽とろ(またはモモ肉):300g
  • 玉ねぎ:中2個
  • にんじん:中1/2個
  • じゃがいも:中3個
  • トマトジュース:800cc
  • ホワイトソース(缶詰可):300g
  • コンソメ:小さじ2
  • 塩コショウ:少々
  1. 炒める
    鍋に油を引き、一口大に切った野菜と鶏肉を炒めます。
    具材を炒める
  2. 煮る
    全体に油が回ったら、トマトジュース、コンソメ、塩コショウを入れて野菜が柔らかくなるまで煮込みます。
    野菜を煮込む
  3. 仕上げ
    一旦火を止め、ホワイトソースを溶かし入れます。再び弱火にかけ、とろみがついたら塩コショウで味を整えて完成です。
    ホワイトソースを入れる

コツ:ホワイトソースはダマにならないよう、少しずつ煮汁で溶いてから加えるときれいに混ざります。

1人分の栄養価(概算)
エネルギー たんぱく質 野菜摂取 カルシウム
462kcal 27.1g 249mg

「食事制限がつらい」と感じたら

「痩せなきゃ」と自分を追い込みすぎていませんか?極端な制限よりも、長く続けられる「養生」の視点が大切です。

「体が重くて動けない」「貧血気味でつらい」という時は、鉄分不足のサインかもしれません。
こちらのレシピも参考にしてみてください。

管理栄養士(妻)からのメッセージ

体重が増えると、「自分はだめだ」と焦ってしまうかもしれません。
でも、まずは「薬を飲んで療養を続けている自分」を褒めてあげてください。
生きようとして栄養を求めている体の反応は、決して間違いではありません。

今日ご紹介したレシピは、カロリーを抑えつつも、「食べた!」という満足感を大切にしています。
「こんにゃく米だけ試してみようかな」
「今日はコンビニサラダにチキンを足してみよう」
そんな小さな工夫で十分です。

心と体の状態が整ってくると、体重の変化も落ち着いてくることがあります。
今は数字に縛られすぎず、美味しいものを食べて、ゆっくり休んでくださいね。

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