休むことは、未来のための大切なお仕事
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第4話 こころの傘をさす練習
(現在、心をこめて準備中です)
第4話 こころの傘をさす練習
(現在、心をこめて準備中です)

「うつ病です。まずはお休みしましょう」
お医者さんにそう言われて、
ベッドに横になる、こころさん。
でも、心は少しも休まらない。
「みんな働いているのに」
「私がいないと迷惑が……」
黒くてトゲのある鎖のような罪悪感が、
心をぎゅうっと縛りつける。

焦れば焦るほど、
鎖はきつく、きつく体に食い込んでくる。
鎖はきつく、きつく体に食い込んでくる。
「どうして、休むことって
こんなに苦しいんだろう……」
こころさんの瞳から、
ぽろりと涙がこぼれ落ちた。

涙の向こうに、
あの日の光景がよみがえる。
あの日の光景がよみがえる。
丸いめがねの先生が、
やさしく言った。
「焦らなくて、いいんですよ」

「今は、心をからっぽにして休むことが、
あなたにとって一番大切なお仕事です」
あなたにとって一番大切なお仕事です」

「"お仕事"……そっか」
休むことは、逃げじゃない。
未来の自分のための、
今できる、たったひとつの大切なこと。
ぎゅっと握りしめていたこぶしを、
こころさんは、そっと開いた。

心の重りが、すっと消えていく。
こころさんは、
深い、深い眠りに落ちていった。
夜明けの光のような、
やわらかな温もりに包まれながら。
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第4話 こころの傘をさす練習
(現在、心をこめて準備中です)
第4話 こころの傘をさす練習
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こころさんが見つけた『からっぽになる練習』。
「でも、やっぱり休むのがつらい…」
もしあなたがそう感じてしまうなら、大丈夫。
その理由と、心を軽くするための具体的なヒントを、こちらの記事にまとめました。




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