「なぜか疲れる…」は心のサインかも?あなたのストレス度を簡単チェックで見える化【ライフイベント】

「その心の重さ、『環境の変化ストレス』かも」というメッセージ。男性キャラクターが見えない荷物を象徴するリュックサックを指し示し、「いっしょに確かめてみよう」と優しく語りかけている、ライフイベントのストレスチェック記事のアイキャッチ画像。
本記事には広告を含む場合がありますが、信頼できる情報の提供に努めています。

環境の変化は、たとえ喜ばしいことであっても、知らず知らずのうちに心や体へ大きな負担をかけることがあります。

「最近、なんだか疲れやすいな…」
「原因のわからない頭痛や不眠に悩んでいる…」
「理由はわからないけど、気分が晴れない…」

もし、あなたがそう感じているなら、それは心が発しているサインなのかもしれません。

私自身、結婚と引っ越しが重なった、多忙な時期にこの「ライフイベント」によるストレスが引き金となり、うつ病を発症した経験があります。
当時はこのチェックの存在を知らず、後になってから「あの時、自分のストレスを客観的に知れていたら…」と強く感じました。

この記事では、あなたのストレス度を簡単に確認できる「ライフイベント ストレスチェック」を紹介します。
今の自分の状態を正しく知り、あなた自身を大切にするための第一歩として、ぜひ活用してみてください。

ライフイベントストレスチェックとは?仕組みとスコアの意味を解説

ライフイベントストレスチェックとは、人生の節目で起こる環境の変化(ライフイベント)が、心にどれくらいの負担をかけているかを数値化し、客観的にストレス状態を把握するための手法です。

「喜ばしい出来事」もストレスになる

このチェックの大きなポイントは、結婚や昇進といった、一般的に「おめでたい」とされる出来事もストレス要因として点数化されている点です。

実際に研究でも、こうしたポジティブな出来事のあとに心や体の不調を訴えるケースが数多く報告されています。
環境の変化に適応しようとするとき、私たちの心と体は無意識にエネルギーを使っているのです。

ライフイベントストレスチェック診断|簡単セルフチェックでストレス度を数値化

過去1年以内に経験した出来事をチェックし、「スコアを計算する」ボタンを押すと合計点が表示されます。

※本チェックリストは、精神科医ホームズとレイが提唱した「社会的再適応評価尺度」を参考にしたものです。医学的な診断に代わるものではなく、あくまでご自身の状態を知るための一つの目安としてご活用ください。
出典: Holmes, T.H. & Rahe, R.H. (1967). The Social Readjustment Rating Scale. Journal of Psychosomatic Research, 11(2), 213–218.

強いストレス要因(50点以上)







中程度のストレス要因(30〜49点)














軽度のストレス要因(29点以下)























合計スコア:0
結果の見方と大切なこと

この点数と「翌年の病気の発症」には一定の相関があるという研究報告があります。あくまで目安として参考にしてください。

【150点未満】

比較的ストレスは低い状態ですが、油断せずセルフケアを続けましょう。

【150点~300点未満】

心と体に不調が出やすい注意ラインです。意識的に休息をとりましょう。

【300点以上】

心と体に大きな負担がかかっています。専門家への相談も視野に入れましょう。

さて、あなたの点数はどうでしたか?

大切なのは、同じ出来事を経験しても、ストレスの感じ方や影響の出方には個人差があるということです。
たとえ高いスコアが出ても、大丈夫。それは「あなたが環境の変化を乗り越えようと頑張ってきた証」です。

点数は、心が発している“お知らせ”のようなもの。
結果を見た後は、下の「心を軽くする3つのセルフケア」もぜひ参考にしてくださいね。

ストレスが高かったあなたへ|心を軽くする3つのセルフケア

ストレス度が高いと感じたあなたが、今日からできることはたくさんあります。
ここでは、私が実際に試して効果があった3つのステップをご紹介します。

1. まずは「誰かに話す」ことから

一人で抱え込まず、友人や家族、パートナーなど、信頼できる人に今の気持ちを話してみましょう。

もし身近な人に話しづらい場合は、病院にいる「医療ソーシャルワーカー」を頼るのも一つの手です。無料で相談できる彼らの役割について、詳しくは以下の記事で解説しています。

2. 意識的に「何もしない時間」を作る

「何かをしなきゃ」と焦る気持ちを一度手放し、意識的に「何もしない時間」を作ることがとても大切です。

例えばこんなことで大丈夫です。

  • スマホを置いて、ただぼーっと窓の外を眺める
  • 好きな音楽を聴きながら、温かい飲み物をゆっくり飲む
  • 5分だけ目をつむって、深く呼吸することに集中する

大切なのは、心と体を「タスク」から解放してあげることです。

3. 専門家(病院)に相談する

不調が続いている、誰かに相談しても気持ちが晴れない、という場合は、心療内科や精神科の受診を検討しましょう。

「病院はハードルが高い…」と感じるかもしれませんが、心と体を守るための大切な選択肢です。何科に行けばいいか迷った時は、こちらの記事がきっと役に立ちます。

まとめ|自分の状態を知ることから始めよう

今回は、ライフイベントがもたらすストレスを数値化するセルフチェックをご紹介しました。

点数が高かった人も低かった人も、このチェックをきっかけに、ぜひご自身の心と体の声に耳を傾けてみてください。

「疲れているな」と感じたら、無理せず休みましょう。
「つらいな」と感じたら、誰かに頼ってください。

そんな風に、あなた自身を一番に大切にしてあげることが、何よりも重要です。
この記事が、その第一歩となることを心から願っています。

お気軽に感想をどうぞ

タイトルとURLをコピーしました