つらいニュースに心が痛むのは、あなたが「優しい」証拠です
有名人の悲しい知らせ、心をえぐられるような事件、次々と流れてくる災害の情報…。
そういった情報に触れるたび、まるで自分のことのように心が苦しくなっていませんか?
もしあなたがそう感じているなら、それは決してあなたのせいではありません。
むしろ、他人の痛みに深く共感できる、とても「優しい心」を持っている証拠です。
そして、わかっていてもつい見てしまうのは、私たちの脳に備わった、自分を守るためのごく自然な働きだからです。
だから、どうか自分を責めないでくださいね。
この記事では、そんな優しいあなたが、これ以上情報の洪水に飲み込まれずに済むように。
情報と上手に距離をとり、自分の心を穏やかに保つための「やさしい付き合い方」を、一つひとつ丁寧にお伝えしていきます。
ニュースで不安になった心を守る5つのステップ
ここからは、不安なニュースからあなたの心を守るための、具体的な5つのステップをご紹介します。
難しく考えず、「これならできそう」と感じるものから一つでも試してみてくださいね。
ステップ1:まず通知をオフに。情報の洪水を止めよう(防御術)
スマホが鳴るたび、新しい情報が届くたび、私たちの心は無意識のうちに揺さぶられています。
まず最初の一歩として、ニュースアプリやSNSなど、心がザワザワするきっかけになるアプリの「プッシュ通知」をオフにしてみましょう。
もちろん、お仕事などで必要なものはそのままで大丈夫です。
これは、情報の洪水をせき止めるための、最もシンプルで強力な「防御術」です。
自分が「見たい」と思ったタイミングでだけ情報に触れる。
この主導権を取り戻す感覚が、心の平穏につながります。
ステップ2:SNSのミュート機能を活用。見たくない情報をそっと隠す(選択術)
すべての情報を断ち切る必要はありません。
見たくない言葉や話題だけを、自分のタイムラインからそっと非表示にする「選択術」を使いましょう。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSには、特定のキーワードを含む投稿を表示させない「ミュート機能」があります。
たとえばXなら「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ミュートとブロック」から設定できます。
ご自身がつらくなる言葉(たとえば「事件」「速報」など)を登録しておけば、意図せず目にして心を痛める機会をぐっと減らすことができます。
これは誰にも知られずにできる、あなただけのやさしい工夫です。
ステップ3:「ニュースタイム」を決めて、情報に振り回されない(習慣術)
「なんとなくスマホを見ていたら、あっという間に時間が過ぎて、心も疲れてしまった…」。
そんな経験はありませんか?
情報に振り回されないためには、「ニュースに触れる時間」をあらかじめ決めてしまう「習慣術」が効果的です。
たとえば、「朝起きてすぐ」と「夜寝る前」は、心を穏やかに保つために特に大切な時間帯です。
この時間はニュースやSNSを見ないと決めるだけでも、1日の始まりと終わりの気分が大きく変わるのを実感できるはずです。
「お昼休みの5分だけ」など、自分でルールを作って情報と付き合う習慣を育てていきましょう。
ステップ4:一呼吸おく習慣で、『心のフィルター』を育てる(思考術)
情報に触れたとき、私たちの心は瞬間的に反応します。
その反応に流される前に、一呼吸おくための『心のフィルター』を育ててみませんか?
情報を受け取るとき
心がザワッとしたり、不安になったりしたら、自分にこう問いかけてみてください。
「これは、今の自分に本当に必要な情報かな?」
すべてを真正面から受け止める必要はありません。
今の自分にとって必要ないと感じたら、そっと画面を閉じていいのです。
情報を伝えようと感じたとき
「誰かに知らせなきゃ」という気持ち。
それは、大切な人を心配する、あなたの優しさから生まれるものです。
その優しさがあるからこそ、送信ボタンを押す前に、もう一度だけ問いかけてみてください。
「この情報は確かかな? 相手を不安にさせないかな?」
不確かな情報が、かえって大切な人を不安にさせてしまうこともあります。
一呼吸おいて考えるそのひと手間が、あなたと、あなたの周りの大切な人たちを、不確かな情報がもたらす混乱から守ることにつながります。
ステップ5:見てしまった後に。心を回復させる応急手当リスト(回復術)
気をつけていても、つらい情報に触れてしまうことはあります。
そんなときは、自分を責めずに、心を回復させるための応急手当をしてあげましょう。
- 好きな音楽を聴く
- 温かい飲み物をゆっくり飲む
- 窓を開けて、新鮮な空気を吸い込む
- 5分だけ目を閉じて、深呼吸を繰り返す
- ペットやぬいぐるみなど、安心できるものに触れる
- 信頼できる人と、ニュースとは全く関係のない話をする
あなただけの「これをすれば少しホッとする」というリストを作っておくのもおすすめです。
不安なニュースに疲れた心を癒す|SNSとの上手な付き合い方
守るだけでなく、もっと心地よい環境を自分で作っていくためのヒントもご紹介します。
「心の栄養」になるアカウントをフォローする
タイムラインが、あなたの「好き」や「心地よい」で満たされるように、フォローするアカウントを見直してみましょう。
かわいい動物の動画、美しい風景写真、素敵なイラスト、あなたの好きな趣味や暮らしを豊かにするヒントを発信してくれる専門家など…。
見ていて笑顔になれたり、心が温かくなったりする「心の栄養」をくれるアカウントを積極的にフォローしてみてください。
週末に「プチ・デジタルデトックス」を試してみる
週末の数時間だけでも、意識的にスマホやパソコンから離れてみませんか?
「土曜の午前中はスマホを機内モードにする」
「日曜の夜は本を読む」
そんな簡単なルールで構いません。
情報から解放された時間が、どれだけ心を軽くしてくれるかを、きっと実感できるはずです。
まとめ:ニュースに疲れたら、まずは「通知オフ」から心を軽くしよう
ここまで、情報疲れから心を守るための、たくさんの方法をお伝えしてきました。
でも、そのすべてを一度に完璧にやろうとしなくて大丈夫です。
本当に、一つだけでいいんです。
あなたが「これならできそう」と思えるものを、一つだけ選んでみてください。
もし迷ったら、まずは「通知をオフにする」ことから。
それだけでも、きっとあなたの心は少し軽くなるはずです。
完璧じゃなくていい。
できることから一つずつ。
「完璧じゃなくていい」という考え方については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。
あなたのペースで、あなたに合ったやさしい付き合い方を見つけていけるよう、心から応援しています。
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