リアルな居場所が、ここにはないと感じているあなたへ。
SNSでよく見る「病み垢」という言葉。
ここは、あなたの本音を受け入れてくれる場所かもしれません。
でも、その歩き方を知らないと、あなたの心を蝕む罠があるのも事実です。
8年間、この世界に住む私が、あなたをこっそり案内します。
この記事は、私の8年間の体験談をもとに、そのリアルな光と闇、そしてあなた自身を壊さないための知恵を物語にしたものです。
病み垢とは「病みアカウント」の通称で、心の悩みや愚痴など、ネガティブな感情を吐き出すためのSNSアカウントのことです。言葉自体は2012年頃から使われ始め、主にX(旧Twitter)やInstagramに存在します。リアルの友人には言えない本音を共有し、同じ悩みを持つ仲間と繋がることを目的とする人が多いのが特徴です。
Chapter 1:【体験談】天国と地獄を味わった8年間
ここから先は、私のリアルな体験をお話しします。
人によっては少しつらく感じる部分もあるかもしれません。
無理せず、あなたのペースで読み進めてくださいね。
私が実際に歩いてきた、光と闇の道のりを少しだけお話しします。
心が救われた「光」のエピソード
「独りじゃない」と思えた夜がありました。
誰にも言えない本音を、深夜にそっと呟いたとき。
すぐに「わかる」「私も同じだよ」というリプライが届いたんです。
その瞬間、孤独だった私の部屋に、小さな窓ができて光が差し込んだような気がしました。
顔も知らない"戦友"との出会いがありました。
同じ病気、同じ境遇の仲間たち。
リアルの友人には相談できないことも、彼らには話せました。
病院の情報、使える制度、心の支え方。
彼らはただのネット友達ではなく、共に戦う仲間、まさに戦友でした。
心が蝕まれた「闇」のエピソード
甘い言葉に隠されたナイフがありました。
「相談に乗るよ」
そんな優しいDMの裏に、下心やビジネスの勧誘が隠されていたことは一度や二度ではありません。
弱っている心は、そういう毒に気づきにくいのです。
気づけば、醜い感情の沼にハマっていました。
自分より不幸な人を見て安心し、自分より幸せそうな人に嫉妬する。
他人のネガティブな投稿に引きずられて、一日中気分が沈んでしまう。
ここは、優しさだけでなく、人間の黒い感情も渦巻く場所なのです。
Chapter 2:【病み垢の安全な使い方】あなたを壊さないための3つの心得
では、どうすれば闇を避け、光の中を歩けるのか。
難しいルールは必要ありません。
私が8年間で身につけた、3つの「心得」をあなたに授けます。
心得1:あなたを映す「鏡」としてのプロフィール
プロフィールは、あなたという人間を映す鏡であり、心を悪意から守る盾です。
何を書き、何を書かないか。それが運命の分かれ道になります。
個人情報をぼかすのは当然として、大切なのは「誰と繋がりたいか」を明確にすること。
地雷を踏まず、本当に分かり合える仲間を引き寄せるための自己紹介。
その最強の盾であり、最高の招待状になるのが、コピペで使える「自己紹介カードテンプレート」です。
私が長年の経験から作ったものを無料で配布しているので、ぜひ活用してください。
心得2:「毒」を見抜くための観察眼
この世界には、あなたを利用しようとする者も紛れ込んでいます。
関わる前に、相手を少しだけ観察するクセをつけましょう。
過剰な同情、最初から距離感が近すぎる、プロフィールが曖昧。
この3つの兆候が揃ったら、少しだけ警戒してください。
優しい言葉の裏に、別の目的が隠れているかもしれません。
あなたの直感は、大抵当たります。
心得3:自分を壊さないための「距離感」
一番の敵は、他人ではなく、のめり込みすぎる自分自身かもしれません。
疲れたら、休む。つらくなったら、離れる。
それが、心を健やかに保つための最も大切なスキルです。
ミュートは、聞きたくない音を遮断する耳栓。
ブロックは、招かれざる客を入れないための鍵。
それらは攻撃ではなく、あなたの心を守るための、優しくて賢い選択なのです。
Chapter 3:まとめ:ここは、あなたの「居場所」にもなり得る
病み垢は、諸刃の剣です。
ですが、その使い方さえ知っていれば、あなただけが知る美しい泉を見つけられる場所でもあります。
使い方次第で「毒」にも「薬」にもなる。
この記事で授けた3つの心得を手に、どうかあなただけの宝物を見つけてください。
ここが、あなたの心地よい「居場所」になることを願っています。
あなたの心を預ける、もうひとつの「居場所」
SNSの光と闇を知ったあなたへ。
もし「もう少し安全な場所で、自分の心と向き合いたい」と感じたら、こんな選択肢もあります。ここは、あなたを傷つける人がいない、優しい世界です。
誰にも見られない、あなただけのノートが最強のカウンセラーになる。
自分の本当の気持ちと出会うための、やさしいレッスン。
「カウンセリングは重いけど、誰かに話を聞いてほしい…」
そんな時は、500円からプロや経験者に匿名で相談できる場所があります。
ここでなら、安心して本音を話せます。
ちなみに、この世界に住むちょっぴり変わった住人たちに興味があるなら、こんな図鑑もありますよ。
メンヘラ、ヤンデレ、地雷系…彼らの生態をこっそり覗いてみては?




お気軽に感想をどうぞ
お久しぶりです。
たらるです。
前回のコメントでは返信ありがとうございます。
よろしければ質問させてください。
これから病み垢をつくってみようと思うのですが、闇の部分の中にあった
詐欺だったり出会い目的だったりというのは、どうやって判別すればいいのでしょうか?
ななころさんがよくやるの判別のしかたなどがあれば教えてください。
また、もし詐欺にかかってしまったことがあったりすれば
その後どう対処したかなど、教えていただければ幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
たらるさん、おひさしぶりです。
また、コメントくださって嬉しいです。
病み垢の闇の部分への判別方法についてですね。
確かに、闇がある分、対処の仕方がわからないと不安ですよね。
私がある程度、実践している方法をお伝えしますね。
・アカウントに自己紹介がきちんと書かれているか
・自己紹介のリンク先が短縮URLやラインなど書かれていないか
・フォロー数が異常に多いのに、フォロワー数が少なくないか
・作りたてのアカウントではないか
・過去の投稿を見て、違和感を感じる内容ではないか
などで判断しています。
あとは、実際に繋がってみて、DMで他のサービスへ誘導されそうなら、無視かブロックして相手にしないのが良いです。
相手も色んな人に同じことしてるので、無視しておけば粘着されることは少ないかと思います。
ツイッターでもインスタでも、他のサービスでやり取りしましょうと言われたら、気をつけてくださいね。
貴重なご意見いただいたので、記事にも書いておこうと思います。
こんにちは、たらるです。
青いブレスレット運動のところでもコメントさせていただきました。
病み垢って、一般的には悪いイメージのようなものがあったのですが
このサイトを見て、
全部が悪いものでもないのかも
と思いました。
『闇』の部分は正直怖いな、と思いました。
知らない人と繋がれるネットの闇の部分ですね。
でも悪いほうだけではなく、『光』の部分、病み垢のいい部分もあげてくださって受け入れやすかったです。
病み垢というのも、闇に飲まれないように気をつけながら使って(作って)みたいですね。
自分はまだTwitterもやっていないので、いつか出来るようになったらななころさんのお言葉も参考に、いろいろやってみたいです。
たらるさん、また遊びにきてくれて、ありがとうございます。
病み垢って響きだけ聞くと確かに悪いイメージしますよね。
私も自分自身、ネガティブな気持ちを吐き出すために作りましたが、なかには闘病中でポジティブな方もいます。
同じ病気であればお互い良き理解者になれて、数年前に知り合って今でも交流が続いてる方もいます。
闇の部分は怖いですが、光の部分もあるので、いつかTwitterをされる際は参考にしてみて下さいね。